訪問診療

訪問診療を受ける皆様へ

24時間365日〜あなたのお住まいが診療所です!

ご病気のため定期的な診察が必要で、通院が困難な方に対して訪問診療(定期的な診察)を行います。病気による体への負担軽減や日常生活が快適に過ごせるようにするのが目的です。また、悪性疾患などで治療が困難な場合、在宅療養を希望する方に、ご自身の意思を最大限に尊重した緩和ケアを実施します。

訪問診療を開始する前はもちろん、診療開始後も、ご不明な点・ご要望など、担当医にお話しください。

1. 緊急連絡

24時間いつでも、医師や看護師等と直接連絡がとれます。

2. 訪問診療・往診

医療連携により、訪問診療および24時間往診が可能な体制を確保します。

3. 連携の充実

他医療機関、訪問看護ステーションの看護師や医療サービス・介護サービス等を担当する介護支援専門員(ケアマネージャー)等との連携を密にします。連携を速やかに行うために、あらかじめ患者様・ご家族の同意を得て、診療情報を連携先に文書等で随時提供します。また、インターネット等を駆使し、医療連携を強化することで、より充実した在宅医療の提供を心がけております。

訪問診療を受けられるまでの流れ

  • お気軽にご連絡ください!045-315-5907

    スタッフが、現在の病状やご家族が抱えている療養上の問題について詳しくお伺いします。また、在宅療養の制度や費用について、ご説明いたします。
    ご事情によっては、医師との直接面談のため、一度クリニックにお越しいただく場合があります。

  • 病状によっては、さらにかかりつけの病院やご利用の訪問看護やケアマネージャーからも情報収集を行います。

  • 初回往診日が決まりましたら、あらためてご連絡いたします。

  • 最初の往診でさらに病状を確認し、ご相談の上で訪問診療の計画を立てます。

FAXによる訪問診療の新規ご依頼

下記より『新規患者依頼票』をダウンロードし、可能な範囲でご記入後FAX送信【045-315-5901】をお願い致します。

新規患者依頼票(PDF)

保険について

ほとんどの場合、医療保険や介護保険が適用されます。それぞれ、お持ちの保険証の種類によって費用負担が異なりますので、在宅医療を始めるときに保険証を拝見しながら説明いたします。

お薬について

処方箋を発行いたしますので、保険調剤薬局でお薬を入手してください。ご希望があれば、薬剤師がご自宅までお薬を配達し、更に詳しい説明や飲み方の指導、副作用のチェックなどを受けることもできます。(薬局に別途費用がかかります。)

訪問診察 担当医師表

曜日 午前 午後
朝比奈院長
横山医師/尹医師 朝比奈院長/横山医師/尹医師
大平医師/岸田医師/横山医師 朝比奈院長/大平医師/岸田医師
青野医師/石川医師 青野医師/石川医師
小野田医師 朝比奈院長/小野田医師
休  診 休  診

訪問診療の基本方針

病院医療と在宅医療

在宅においても、病院であっても、そこで使われる医学的な知識や技術に差はありません。しかし、病院での医療は生活を犠牲にしてでも疾病と戦う医療であるのに対し、在宅医療は疾病を抱えながら営む生活を支える医療です。患者様ごとに異なる生活観や病態により、医療の重要度や依存度は大きく変化します。医師は治療上の多彩な選択肢を用意し、丁寧な説明のもとに、患者様が納得できる医療を提供していく必要があります。そういう意味では、在宅医療は患者様の生活を支える多彩な在宅サービスの中の一つでもあります。

フラットな多職種との関係

在宅医療というのは、病院医療のように常に医師が頂点にいるわけではありません。在宅医療は、生活を支える様々なサービスの一つに過ぎないことから、患者様からすれば、他のサービスを提供する職種の方々と同じ距離にあります。そういう意味では、各職種間はフラットな関係でなければならないと考えています。

機能強化型在宅療養支援診療所

当院は機能強化型在宅療養支援診療所です。機能強化型というのは、複数の在宅療養支援診療所が互いに定期的な患者情報共有を行って、不測の事態にそなえてカバーし合える体制をとり、厚生局に届け出している場合に呼称できます。

当院の実績

2008年12月から2014年1月までの間で、在宅でお看取りをした方は236名になります(入院死は145名)。そのうち、19名は完全な独居の方でした。ご本人の強いご希望により、訪問介護士、ケアマネジャー、訪問看護師ときめ細やかで迅速な情報共有を行うことにより、しっかりと在宅生活を支え、安心して願いを叶えてあげられることができました。

訪問診療実績

合計患者数 死亡患者数 自宅死亡数 自宅看取り率 訪問診療等の合計数
平成24年7月報告 226 86 54 67.8 3673
平成25年7月報告 259 71 47 66.2 4078
平成26年7月報告 304 79 48 60.8 4801
平成27年7月報告 305 98 56 57.1 4911
平成28年7月報告 417 129 70 54.2 5994
平成29年7月報告 459 138 91 65.9 6361
平成30年7月報告 493 166 90 54.2 7215

情報共有の重要性

当院が力を入れている分野に情報共有があります。情報共有のツールとしては、サイボウズLiveというインターネットの仕組みを使っており、院内スタッフ間での患者情報共有に用いています。そのため、全てのスタッフは同じように患者様の把握を行えるので、いつでも、どのスタッフでも外部からの相談や問い合わせに対応できる体制をとっています。

多職種間情報共有

サイボウズLiveは多職種連携にも利用しており、ご利用いただいている事業所は訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所をはじめ、訪問入浴サービスや訪問介護事業所、訪問入浴、デイサービスから病院の連携室まで、現在は訪問診療エリア内で150ヶ所を超えています。この利用により、かかわる他職種の皆様は最新の情報をもとに、よりよいサービスが提供できるようになります。

しかし、サイボウズLiveの利用は、各事業所のご判断にお任せしておりますので、ご利用いただけない事業所とは従来通りのFAXや電話で対応しております。なお、サイボウズLiveはメールアドレスがあれば無料で簡単に利用できます。

医療内容

医療面では、中心静脈栄養、胃瘻、腸瘻、ストマ、気管切開、在宅酸素療法、人工呼吸器など医療依存度の高い方への対応はもちろん、緩和ケアにも力を入れています。内服が困難になった場合の疼痛コントロールのためにデルテックのPCAポンプも用意しています。褥瘡処置はラップ療法に準じ、できるだけシンプルで安全、安価、かつ効果的な処置を心がけています。胃瘻内視鏡も整備しているので、ご自宅での胃瘻交換も可能です。

訪問診療体制

訪問診療は通常、医師、事務員(兼診療介助)、運転手の3名体制でおこなっており、時には看護師が同行することもあります。

診察時は患者様やご家族との会話をできるだけパソコンに打ち込み、診療内容とともに診療終了後にその場でプリントアウトして、ご自宅にファイルします。それにより、夜、帰宅したご家族なども、昼間の診療内容に触れることができるだけでなく、他職種の方もご利用いただけます。

えとえの会

在宅医療で、栄養と嚥下の問題は非常に重要な課題です。医師は、誤嚥性肺炎になれば、治療はできます。しかし、誤嚥しないように嚥下リハや口腔ケアを行えるわけではなく、食べやすく美味しい料理や食形態を考えた調理などすることはできません。しっかりと食べて飲み込むということは、ご家族も含めて、耳鼻科医、歯科医、歯科衛生士、管理栄養士、言語聴覚士、訪問介護士などさまざま職種がうまく連携しなければ到達出来ないのです。

この問題に立ち向かうため、栄養や嚥下といった問題を考える会として「えとえの会」という勉強会をつくりました。年に2回、この分野の第一人者の講演を聞き、そのあとに他職種のメンバーや会場を含めたディスカッションを行っています。